メタボリックシンドローム対策室

「メタボリックシンドローム対策室」は、メタボリックシンドロームについての正しい知識を知っていただき、メタボリックシンドロームを予防していただくためのページです。


メタボリックシンドロームの危険性

メタボリックシンドロームという概念は、そもそも発病リスクの高い人を抽出するために作られたものであることは、『メタボリックシンドロームの定義、意味』の項で書いたとおりです。では、実際にどれくらい発病リスクが高まるのでしょう。

メタボリックシンドロームの4つの危険因子(肥満、高脂血症、高血圧、高血糖)と、冠動脈疾患(狭心症や心筋梗塞など)の危険度に関する研究では、正常者(危険因子をまったく持っていない人)を基準として、1つ持っている人では危険度が5.1倍。2つなら9.7倍、3つ〜4つとなると31.3倍になるという発表もあります

メタボリックシンドロームの有病者の危険率は、実に正常者の30倍以上。2002年にはWHOが、メタボリックシンドロームにを健康対策として重視する方針を打ち出し、診断基準を発表したほどです。いまや内臓脂肪は、単なる中年太りでは済まされません。

(c)メタボリックシンドローム対策室 あくび

「メタボリックシンドローム対策室」はリンクフリーです。お気に召しましたら、ぜひリンクしてやってください。